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CODESYSの基本ショートカットとカスタマイズ方法の紹介

CODESYSの基本ショートカットとカスタマイズ方法の紹介

CODESYSでの開発において、ショートカットキーを活用すると作業スピードが大幅に向上します。本記事では、ST言語を使い始めたばかりの方から、もう一歩踏み込んで開発を行いたい方に向けて、基本のショートカットキーとカスタマイズ方法を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

1. コーディングを効率化する基本操作

オートコンプリート(補完機能)

変数名や関数を入力する際に、Ctrl + Space を押すと候補が表示されます。入力ミスを防ぐとともに、正確かつ素早くコードを記述できるため、積極的に活用しましょう。

コメントアウト / アンコメントアウト

コードの一部をコメントアウトしたい場合は、以下のショートカットを使用します。

コメントアウト:Ctrl + O

アンコメントアウト:Ctrl + I

複数行を選択して一括で操作することも可能です。デバッグや一時的な変更の際に便利な機能です。

コード生成

F11 を押すとコード生成が実行されます。コードを書き終えたら、定期的に実行してエラーがないか確認する習慣をつけるとよいでしょう。

2. コードの読み書きを快適にするショートカット

定義へ移動

Ctrl + Shift + D を押すと、選択した変数や関数の定義にジャンプできます。コードの追跡がスムーズになり、開発効率が向上します。

利用箇所の検索

Ctrl + Shift + X を使用すると、特定の変数や関数がどこで使用されているかを検索できます。コードの整理やリファクタリング時に非常に役立つ機能です。

3. オンラインモードでの操作を効率化

CODESYSでは、オンラインモードに関する操作もショートカットキーで素早く実行できます。

ログイン:Alt + F8

ログアウト:Ctrl + F8

プログラムの開始:F5

プログラムの停止:Shift + F8

値の書き込み:Ctrl + F7

オンラインモードでは、これらの操作をスムーズに行うことで、テストやデバッグの効率が向上します。

4. ショートカットキーをカスタマイズしてさらに効率化

CODESYSでは、ショートカットキーを自分好みにカスタマイズすることが可能です。

Tools -> Customize -> Keyboard に進むと、さまざまなアクションに対して独自のショートカットを設定できます。

例えば、私はリファクタリング操作を頻繁に行うため、変数名の変更などの操作に独自のショートカットを割り当てています。これにより、よく使用する機能へのアクセスがさらに迅速になり、効率が向上しました。

まとめ

CODESYSのショートカットキーを活用すると、コーディングやデバッグの作業効率が大きく向上します。最初は覚えるのが大変かもしれませんが、少しずつ使っていくことで自然と身についていくでしょう。日々の開発の中で積極的に取り入れてみてください。

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